2011年09月20日
今主流のガラスコーティング・ガラス系コーティングには色々な種類があると思います。
まずガラス系コーティングとガラスコーティングは何が違うのでしょうか?
ガラスの元素Siが含まれる物をガラス系コーティングと言う事を前回お話しましたね。
まずガラス系コーティングは前記の通りコーティングの成分にSiが含まれているものをさします。
含まれていると言う事は
ほんの少しのSi系の物が含まれてもガラス系コーティングになります。たとえ1%(大袈裟ですが)でも含まれていればガラス系コーティングと記載されている商品もございます。
でガラスコーティングはSiの含有量が非常に多いものをガラスコーティングと呼びます。
これは前者との差別化をするためにこういう様なわけ方になったと思われます。
○ガラスコーティングの特徴
写真は当店のガラスコーティング Whelmです。
まず無機質のコーティングになります。ガラスは無機質なのでこう呼ばれます。
ガラス含有量が非常に多いので硬度が高い商品が多いです。
膜厚(コーティング層が厚い)も高いものが多いです。
☆長所としては
非常に高い耐久性・防汚効果・耐紫外線性能・耐油性・耐薬品性・耐熱性・耐酸性などが上げられます。
☆短所としては
液剤が非常に高価なのと施工料金が高額になります。
硬化まで約一ヶ月かかるために初期トラブルが少なからずあるのも事実です。
そして一部の商品ですが無機コーティングの為に無機質の汚れが吸着しやすい商品がございます。簡単に言うと雨です。雨がシミになってしまう液剤がございます。これは特に初期の一ヶ月間に多いようです。
○ガラス系コーティングの特徴
当店のZONEを硬化させ結晶化させたものです。
従来のポリマー加工などの有機コーティングにガラス質を混ぜたものを大体こう呼ばれます。
一般ユーザー様向けに市販されているものもございます。
☆長所としては
ポリマー系より効果が長期間維持出来る。液剤も優れている。
作業性は比較的良い(市販品など)。
コーティング皮膜は丈夫である。
ガラスコーティングより施工料金が抑えられる。
☆短所としては
ガラスコーティングよりはコーティング層が軟らかい。
ガラス含有率が不明な商品が多く商品もピンキリである。それによって効果もまちまちです。中にはポリマー加工の方が効果が高い商品もございます。
この様な特性がございます。
当店ではメインでガラス系コーティング(ZONE)を使用しております。
なぜガラスコーティングでなくガラス系コーティングがお勧めなの?ですが
ここからは私の考えですが(あくまでも参考ぐらいで受け止めてもらってかまいません)。
確かにガラスコーティングの液性は大変優れています。
しかしどんなに高価なコーティングをしていても汚れますし、細かなキズも付きますしシミも付着します。そして洗車も必要です。
これが非常に高価なガラスコーティングを施工したのであれば汚れない・キズやシミが付かないのであれば間違いなくガラスコーティングを勧めます。当店も金額が高価なので利益も出ますしね。
ZONEはガラス系コーティングですが 写真の通り結晶化するくらいにガラス含有量も多く、アルミホイールに施工出来る耐久性もあります。
しかしながらお車を日常で使用していれば汚れますし・シミ・キズは必ず付きます。
コーティングは再施工したときが一番お車が綺麗な状態です。
高価なガラスコーティングで長期間維持するのもいいんですが、どうしてもメンテナンスでは落としきれないキズなどが発生する可能性ございます。
それに確かにガラスコーティングは塗装面に乗っていますがはたして長期間メンテンス無しでコーティングとしての性能を保っているのかも疑問がございます。
ですから当店では長期間保証のガラスコーティングはメンテナンスを必須としています。
ですが、私はメンテナンスでお客様をあまり縛りたくはないのです。
ですからZONE(1年保証)をお勧めしています。このコーティングでも平均的に2年以上は効果が持続しているお客様が数多くいます。
でお客様自身にその後どうするかを選択して頂きたいのです。
1年後に何もしなくても構いませんし、軽くメンテナンスをしてほい、本格的にメンテナンスをして欲しい、再施工をして欲しい。
お客様のご予算やお車に対する気持ちもあるかと思いますので。
当店で一番多いのは2年または3年置きに再施工のお客さまです。
先ほども申しましたが
お車はコーティングを再施工したときが一番綺麗です。
この様な考えでZONEを勧めています。
もちろん高価なガラスコーティングを毎年再施工するのが一番きれいですがね・・・。これではお金がかかりすぎますので・・・。
次回はどのような施工店で施工したほうがいいのかを更新したいと思います。